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第93回懇話会のお知らせ

2018年12月23日(日)茅ヶ崎市勤労市民会館 14:00~18:00
火花放電の文化史
講師:奥村大介さん(科学思想史・文化史・比較文学、大学非常勤講師)

講演概要

今日、〈電気〉として認識されている現象、つまり電荷の移動や相互作用によって生ずる物理現象は、古くは、触れたときの衝撃や、火花放電の光や音、静電気の吸引作用などによって知覚されてきた。暗闇で猫の毛を撫でたときに生じる火花。パチパチという音と手が痺れる感覚。雷の閃光と轟音。琥珀を摩擦したときに生じる、軽い物体を引き付ける力。こうした現象が電気の作用であると知られるようになったのは、西欧では18世紀になって、帯電、放電、静電誘導、静電容量、電位、電気力といった静電気現象の基本概念が確立され、静電気学あるいは電気学が成立して以降のことである。本発表では、電気学の成立以前、成立のさなか、成立以後までを広く探り、電気の知覚のなかでも光と音によるもの、つまり〈放電現象〉に注目して、電気現象の文化史を描き出すことを試みる。その際、狭義の科学上の文献・図像のみならず、文学テクスト、映画なども検討の対象とする。

講師プロフィール

奥村大介(おくむら だいすけ)
神奈川県生まれ。専攻は科学思想史・文化史・比較文学。明治大学・明治学院大学・専修大学・神奈川大学、各非常勤講師。主な著訳書に、金森修編『明治・大正期の科学思想史』(共著、勁草書房、2017年)、化学史学会編『化学史事典』(分担執筆、化学同人、2017年)、レイノルズ&マコーミック『20世紀ダンス史』(共訳、慶応義塾大学出版会、2014年)、今村純子編『現代詩手帖特集版 シモーヌ・ヴェイユ』(共著・編集、思潮社、2011年)、論文に「青空の見える窓――金子國義の部屋」(『ユリイカ』2015年7月臨時増刊号)、「ささめく物質――物活論について」(『現代思想』2014年1月号)

日時/会場

日時:2018年12月23日(日)14:00~18:00
会場茅ヶ崎市勤労市民会館(253-0044 茅ヶ崎市新栄町13-32)電話:0467-88-1331
参加費:1,000円
連絡先:猪野修治(湘南科学史懇話会代表)
〒242-0023 大和市渋谷3-4-1 TEL/FAX: 046-269-8210 email: shujiino@js6.so-net.ne.jp
湘南科学史懇話会 http://shonan-kk.net/