第92回懇話会のお知らせ(終了しました)

2018年10月20日(土)茅ヶ崎市勤労市民会館 13:00~17:00
江戸時代に西洋科学を志した人々
副題; 「窮理学に蘭学者の人脈あり」

講師:丸山陽彦さん(物理学史、神奈川県立高校非常勤講師)

講演概要

日本で「理科」、「物理」、「化学」、「生物」、「地学」、「科学」等の言葉が使われるようになったのはいつ頃だろうか。それから、日本科学史に興味が出てきました。日本に自然科学が芽えたのはそんなに古いことではなかった。乱世の最中に鉄砲が伝来して、戦の方式が変わり天下太平が訪れたときに、文化が発展し、それから少しずつ西洋文化が移入してきました。今では西洋科学が日本語で理解できるようになり、世界の先端を走り、ノーベル賞を取るまでになっています。その450年の日本科学史を追ってみました。この大まかな項目は下記です。詳細な各論は講演時にお話をします。

 はじめに
 1 江戸時代前の科学思想
 2 江戸時代前と異文化吸収
 3 江戸時代と鎖国令
 4 オランダ通詞の役割と周辺
 5 科学史に主に出てくる通詞3家
 6 蘭学者の分類
 7 蘭学者の職種
 8 医学と蘭学
 9 天文・暦学と蘭学
 11 窮理学の起こり
 12 電気学と蘭学
 13 物理学書のはじめ
 14 その他の窮理学者
 15 化学と蘭学
 16 本草学と蘭学
 まとめ

講師プロフィール

丸山陽彦(まるやま はるひこ)
 昭和21年12月26日(1946)山形市生まれ
 昭和40年3月山形県立山形東高等学校卒業
 昭和46年3月中央大学理工学部物理学科卒業
 昭和50年3月中央大学理工学部電気工学科卒業
 昭和46年4月東京私立順天高等学校教諭勤務
 昭和48年~平成22年3月神奈川県公立中学校勤務
 現在まで公立高等学校非常勤講師

【主な報告書】
物理学摘要について 『日本計量史学会』(2008年)
江戸東京科学史散歩  『日本計量史学会』(2013年)

日時/会場

日時:2018年10月20日(土)13:00~17:00
会場茅ヶ崎市勤労市民会館(253-0044 茅ヶ崎市新栄町13-32)電話:0467-88-1331
参加費:1,000円
連絡先:猪野修治(湘南科学史懇話会代表)
〒242-0023 大和市渋谷3-4-1 TEL/FAX: 046-269-8210 email: shujiino@js6.so-net.ne.jp
湘南科学史懇話会 http://shonan-kk.net/

資料

資料1 資料2 資料3